ティザー『ジュン ~春の針~』
2022年7月23日(土)より石ノ森萬画館映像ホールにて上映中!!
心で感じるアートアニメーション
映像化が困難と言われた萬画家・石ノ森章太郎の『ジュン』を題材にした、
セル画ではなく手書きのようなタッチのアートアニメーション。
セリフはなく、音楽と効果音のみを使用し、年齢や国籍を問わず心に伝える作品となっています。
映像ではジュンのエピソードと、震災の喪失感から復興に向けた歩みを進める石巻市を重ね合わせ、ジュンの成長を通して厳しい状況の中でも諦めなければ夢が叶うという想いをアーティスティックに表現します。
原作:石ノ森章太郎『ジュン』
『ジュン』は、限られたセリフ、大胆で実験的なコマ割り、抒情的な絵で構成された、読者のイマジネーションに強く働きかける作品として大きな話題を呼んだ石ノ森の代表作のひとつ。紙面を自由自在に使った石ノ森の演出がその後のマンガに与えた影響は計り知れず、マンガ史的にも非常に重要な作品となっている。
ジュンは石ノ森章太郎の分身とも言われており、石ノ森が体験してきたことや青春時代の思いが込められているキャラクターである。
STAFF
稲葉 卓也
Inaba Takuya
脚本・絵コンテ・原画・背景・監督
アニメーション作家。
1976年生まれ。三重県出身。京都精華大学デザイン学科卒業後、2002年(株)ロボットに入社。
NHK-BSキャラクター『ななみちゃん』TVスポットの企画・演出ならびにキャラクターデザイン。NHKみんなのうた、子供向けアニメーション、キャラクターデザイン、CM、PVなどを手がけ、企画、脚本、キャラクターデザイン、監督を務めたオリジナル短編作品『ゴールデンタイム』でソウル国際マンガ・アニメーション映画祭観客賞・アジアの光賞、2013年文化庁メディア芸術祭第17回アニメーション部門優秀賞受賞。
2021年4月よりNHK EテレSDGs番組『アオとキイ』のキャラクターデザイン、アニメーションを担当。
2022年6月、(㈱)ロボットから独立。現在フリーランスとして活動中。
平田 研也
Hirata Kenya
ストーリー原案・脚本
脚本家。株式会社丹青社CMIセンター空間メディアプロデュース統括部所属。
1972年生まれ。奈良県出身。青山学院大学文学部フランス文学科卒業後、TVドラマで脚本家デビュー。『Returner』(主演:金城武/監督:山崎貴/2002年)で初の劇場映画脚本を手がけ、以来、映画・ドラマ・ショートムービー・CM・展示映像など多岐にわたる分野のストーリーを数多く手掛ける。
主な作品に、映画『22年目の告白 −私が殺人犯です−』(主演:藤原竜也/監督:入江悠/2017年)、『小さな恋のうた』(主演:佐野勇斗/監督:橋本光二郎/2019年)、展示映像『上海万博 日本産業館 日本郵政グループ』(日本郵政/2010年)、『肥前さが幕末維新博』(佐賀県/2018年)、CM『マルコメ 料亭の味 アニメCMシリーズ』(2014〜2021年)など。
2009年、脚本を担当した短編アニメーション作品の『つみきのいえ』で第81回米国アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞。
烏田 晴奈
Karasuda Haruna
音楽
国立音楽大学作曲家卒業、多摩美術大学大学院情報デザイン領域修了。
広島県出身。音楽と自作のアニメーションを組み合わせた動画作品を制作し、学生 CG コンテスト特別賞など多数受賞。現在は TV、CM、アート作品、多様なメディア作品に音楽を提供している。
アニメ『テルマエロマエ』、『ゴールデンタイム』(稲葉卓也監督作品)、 NHK E テレプチプチアニメ、スヌーピーミュージアム館内アニメーション音楽など。sony toio『おんがくであそぼうピコトンズ』開発メンバー。
制作プロダクション:ロボット
企画:石巻市、街づくりまんぼう、丹青社
監修:石森プロ
協力:小川 勝久(和歌山大学/大阪芸術大学)
製作:石巻市
※この作品は2022年2月に限定公開した石巻市ブランディングムービー『変わるまち、変われるまち、石巻。feat.ジュン』と同一の内容です。