第52期原画展示 テーマ:絵本マンガ「民話シリーズ」
「石ノ森章太郎原画の世界」では、一年に数回入れ替えをしながら石ノ森作品の原画展示を行っています。
第52期では絵本マンガ「民話シリーズ」を紹介します。「民話シリーズ」は、1969年に「週刊ぼくらマガジン」創刊号から連載され、その後「絵本マンガ」として出版されました。作品は『星の子』『龍のひげ』『千年杉ものがたり』『ねらえ!三郎太』『コンコンコン』の全5作品で、ストーリーには、鬼・龍・天狗・漁師・狐といった、日本の「民話」に多く登場する様々な素材が組み入れられています。そして、マンガ演出の“華”ともいえる見開き表現を大胆に使った美しい演出の数々は「絵本マンガ」という新風を吹き込み、当時の絵本界に衝撃を与えました。
常にマンガ表現の可能性を追求し、その限界を打ち破り続けた石ノ森章太郎の発想と表現を実感していただける作品となっています。
■場所
2階常設展示室内「石ノ森章太郎原画の世界」コーナー
※入場には石ノ森萬画館当日観覧券または年間パスポートが必要となります。
■展示期間
2022年4月20日(水)~7月中旬頃まで
※諸般の事情により展示内容や展示期間が変わる場合があります。
■展示作品
『星の子』『龍のひげ』『千年杉ものがたり』『ねらえ!三郎太』『コンコンコン』