石ノ森章太郎は1971年、特撮作品『仮面ライダー』の原作とその漫画化を担当しました。これは、既にある漫画からの実写映像化ではなく、制作会社である東映の企画に石ノ森先生が設定とキャラクターデザインを提供するものでした。 同年4月3日より『仮面ライダー』が放映開始。大ヒットとなり、空前の変身ブームが巻き起こります。これをきっかけに石ノ森先生は、数多くの東映特撮・変身ヒーロー番組の原作を手がけることになります。 キャラクターのデザインの多くは、石ノ森先生がラフスケッチを起こすという形で行われ、このラフスケッチをもとに東映の番組スタッフ側でシナリオや着ぐるみがつくられました。 第34期原画展示では、そうした特撮ヒーローのデザイン画やラフスケッチをご紹介いたします。石ノ森先生の斬新なデザインと豊富なアイデアの数々をご覧ください。
■展示作品 『変身忍者 嵐』『人造人間キカイダー』『ロボット刑事』『イナズマン』『アクマイザー3』 『快傑ズバット』『大鉄人17』『ジャッカー電撃隊』『星雲仮面マシンマン』『兄弟拳バイクロッサー』 ■展示期間 2016年9月6日(火)~17年2月末頃まで ※諸般の事情により展示内容や展示期間が変わる場合があります。